2011-1-01 4:36
それは 見上げると 空には厚い雲が流れ強い南風が吹いていた 1994年 5月 5日の午後4時50分頃のことでした。 サントリーホールで開催された 『 子供の日コンサート 』 の帰り道に、まだしばらく天気が持ちそうだったので 当時2歳の長女を目黒の自然教育園に連れて行きました。 私たち親子3人は1時間ほど散歩するつもりだったのですが入園してすぐに、風に揺れる森の木々をみあげた娘が 『 森のガオ、ガオが怖いっ …!』 と 泣くので 仕方なしに予定を変更して家路につきました。 そうして自由が丘に戻ってもまだ 時間があったので散歩していたら、写真館の看板が目にとまったのです。 私はその時 『 家族写真 』 を写真館で撮影してもらうことを思い立ちました … 。
翌年から 5月5日の午前11時に写真館で撮影をすませたあと、1時からサントリーホールで 『 子供の日コンサート 』のパターンが出来上がりました。 ただ写真館は 初回のカラー写真があまり好きではなかったので、2年目からはモノクロの撮影もされていた 自由が丘の『 藤原写真場 』にお願いしました。
それから16年以上が経過しました。 私は 「 自分が始めた事に意味があると信じたら … ともかく続ける!」主義なので 5月5日の午前11時に写真館で撮影していただいた『 家族写真 』が 16冊と別バージョンが1冊となりました。 すでに 8年目には末娘も 『 子供の日コンサート 』を卒業し一般の演奏会に入場できる年齢になったので 家内と継続すべきか相談したり、気分的にはその後しばらく飽きが来たりもしました。 その上、家内からは 順番に見比べると私の顔は2年に1歳しか年をとらないと笑われたりします。 それでも話し合いの末 『 定点観測 』として継続すると決めました。 ここ13年間は 6人家族が続いていますが そのうち気がつくと人数が増えていくはずです … 。 私は 『 楽しみ 』は 自分で作り出すものと思っています。