2011-5-11 12:52
Making the Violoncello Template
2011-1-26 11:00
私が 『 ヴァイオリン製作の仕事をしよう !』 と考えた直接のきっかけは、ヴァイオリニストの鈴木公平さんからいただきました。 それは 1983年のことでした。 当時 22歳の大学生だった私の住むアパートの扉が真夜中にノックされました。 眠っていた私は びっくりして目を覚まし 時計を見たら ” 2時20分 ” 。 扉越しに 『 誰?』と聞くと 『 あの …、鈴木公平ですが …。』 との声。 ヴァイオリニストの 鈴木公平さんの お願いは 『 今からバッハを聴いてもらいたいのですが…。』 でした。 それから彼の住む羽沢2丁目のマンションで朝まで 彼の演奏するバッハの「 無伴奏ヴァイオリンの為のソナタとパルティータ 」を聴きました。 私は幸せでした。 今思うに 彼は4月の演奏会がせまっていたことと、カール・ズスケさんが ドレスデンのルカ教会でノンビブラートの無伴奏を録音し発売されたころの話ですので そこらあたりに刺激されインスピレーションが沸いたせいではないかと思っています。 おかげさまで 『 彼らの役にたてる人間になりたい!』 と思った 私は程なくしてヴァイオリン製作者の修業をはじめました。