NHKスペシャル ” 至高のバイオリン・ストラディヴァリウスの謎 “ は とても残念な番組だと思いました。

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ヴァイオリンについてのお話しです。 ( Part 4 )

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ヴァイオリンについてのお話しです。 ( Part 3 )

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ヴァイオリンについてのお話しです。 ( Part 2 )

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このバイオリンは、わずか12年で‥ なぜここまで壊れたのでしょうか?

2013-8-28
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ヴァイオリンについてのお話しです。 ( Part 1 )

2014-3-29

 


私はヴァイオリンやチェロのネック、ヘッド、指板部を製作するときに、その振動の仕方を確認しながらバランス調整をおこなっています。

これは製作工程にもよりますが 上写真のような仕上げ段階でしたら まずその重心位置をはさんで持ちます。そして指板が空中につき出しているつけ根にあたる『 節部 』( 指板重心 )を下写真のように軽くタップします。

  
この時に 指板とヘッドのゆれる条件が十分そろっていれば指先に『 明確な振動 』を感じることが出来ます。もし不十分でしたら全体のバランスを意識したうえで、 この振動に関係する 50ヶ所ほどのポイントのうち適当と考えられる部分の設定をゆれやすいように修正します。

私はチェロなどのヘッドは豊富なゆれ軸を生じさせることが可能な形状の響胴と対となりネック端で細やかにゆれる事によって共鳴音の発生をサポートするように設計されていると思っています。

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この写真は1993年に ボローニャの博物館カタログとして出版された ” Strumenti Musicali Europei del Museo Civico Medievale di Bologna ” John Henry van der Meer より十七世紀初頭に製作されたと考えられる テオルボのヘッド写真を引用させていただきました。

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これはテオルボなどのボール・バック( 胴体がリュートと同様に後ろ側が洋梨を半分に割ったような丸い形状であることを指します。)の響胴をもつ弦楽器では事情が違ってきます。 力木( ブレイシング )で表板響板が分割してありますので それなりの数だけ振動モードをもっていますが、基本構造がティンパニィーなどの膜鳴打楽器と類似していますので この2タイプの混成モードが生じてしまいます。

これを避けるためにテオルボ( キタローネ )のネックは後ろから見たときに中心軸が角度を変えながら右側に曲がっていく特徴を持っています。このネックとヘッド部の構造によってボール・バックの振動モードを整理するようになっていますので明確な角度変化を見ることができる訳です。
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弦楽器ではこれらの振動モードと剛体としての運動条件が響きをきめる重要な要素になっています。

皆さんがご存じなように一次振動モードはわかりやすいですね。
ちなみに今日ではギターやベースなどの弦楽器の演奏をiPhoneで撮影すると、カメラに搭載された CMOSイメージセンサの誤差によって起こる “ローリングシャッター現象” によってまるで自分の目がオシロスコープになったかのような映像で見ることができます。

ローリングシャッター現象とは CMOSセンサーが目の前の風景を一度に全て記録せずにイメージの上部から順番に記録を行なうために、高速に動く被写体を撮影すると取り込む時差によよって歪みが生じておこる現象です。

Guitar Oscillations Captured with iPhone 4

Andy Nicolai – Magic Guitar
http://youtu.be/rKvXvkV16-U

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ヴァイオリンの調整技法についてのお話しです。 ( part 5 – A )

2013-5-14
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ヴァイオリンの調整技法についてのお話しです。 ( part 5 – B )

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” 自由ヶ丘ヴァイオリン ” は 徒歩4分の場所へ移転しました。

December 1, 2012


” 自由ヶ丘ヴァイオリン ” は14年間にわたり工房としていた自由が丘2丁目の
” ガルテンハイム ” より 徒歩4分の
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘 1丁目14‐1 Gタワー 3階へと移転いたしました。
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これが新しい仕事場です。

新工房は 電話番号はそのままで 自由が丘駅から歩いても4分くらいです。
恐縮ですがお車の場合はGタワーの南側に時間貸し駐車場があります。
http://coinpa.jp/info:5506/

よろしくお願い致します。

 

自由ヶ丘ヴァイオリン
横田 直己

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自由ヶ丘ヴァイオリンでは ” ヴァイオリン ” 製作も教えています。

2013-2-24

私、横田は 1998年に 東京・自由ヶ丘に ヴァイオリン、ビオラ、チェロ‥ そして弓を販売したり修理や毛替え楽器調整などをおこなう弦楽器専門店として『 自由ヶ丘ヴァイオリン』を設立しました。

そして10年程前の 2004年から イタリアなどで 1700年代前半に製作された『 オールド・ヴァイオリン 』の復元製作にとりかかり、受注製作としてヴァイオリンやチェロの製作を続けています。

またこの研究成果をもとに 2011年から 弦楽器製作の指導をスタートして、この写真のヴァイオリンのような 古( いにしえ )の製作技法にもとづくヴァイオリン製作を指導しております。

その『 ヴァイオリン製作講座 』の新期受講生を 2名募集します。
弦楽器製作者をめざす方や コンテンポラリー・ヴァイオリン以外の製作技法に関心をお持ちの方のお役にたてると思いますので どうぞお気軽にお問い合わせください。

自由ヶ丘ヴァイオリン 横田 直己

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